中日谷元圭介投手(33)が20日、松坂との居残り特打で“10変化”の打撃を披露した。

 全体メニュー終了後、沖縄・北谷球場の室内練習場でマシン打撃に汗を流した。快音を響かす松坂の横の打席に立つ谷元は、コロコロと右左関係なく打撃フォームを変えていった。チームメートの中日福田に始まり、元同僚の日本ハム近藤、中島、中田、西川、さらにマーリンズからFAのイチロー、同じ三重県出身のソフトバンク大道2軍打撃コーチ。幼いときから中日ファンだったこともあり「王さんじゃなくて、どっちかというと大豊さん寄り」と中日OBの大豊泰昭氏や種田仁氏の打撃フォームもモノマネした。

 報道陣が最後の1人を答えられずにいると谷元はしびれを切らしたように「マッチ(ソフトバンク松田)さん。目をパチパチさせてたでしょ」。すかさず松坂からは「それ、横から見ないと分からないよ」と突っ込まれていた。【中日担当 宮崎えり子】