ソフトバンク田中正義投手(23)が6回から3番手として登板し、1イニングを3人でピシャリと抑えた。オープン戦2度目の登板で、2回3四球と力を出せなかった前回と対照的な内容で16年ドラフト1位の本領を発揮した。

 先頭の源田には147キロの直球で三ゴロ。浅村には内角への力のある147キロ直球で見逃し三振。4番の山川にはカウント3-0と不利な状況から、真ん中に投じた144キロ直球で遊ゴロに仕留めた。

 試合後、田中は「低めにいい球がいったところは良かった。まだ変化球に課題が残ったが、いい方向にはいっていると思う」と手応えを感じていた。