楽天が、1月に亡くなった元監督の星野仙一氏(享年70)の出身地の岡山・倉敷で今季初めて試合を行った。西武とのオープン戦は3-6で敗北。試合前には黙とうを行い、球場正面前に開設された献花台には1001人が訪れた。そんな中で、先発美馬は4回4安打2失点。「星野さんは、プロで最初の監督。いつもいいところで投げさせてもらって。本当に感謝しかない。今日は直球が良くなかった。これでは活を入れられる」と反省の弁を口にした。

 1点を追う8回から4番手で登板した高梨は、2三振を含む3者凡退と安定感を見せた。16年ドラフト9位で入団し、2年目の今季には初の侍ジャパンに選出された。「直接教わったことはないけど、ドラフトで自分のことを推してくれたと思うから今がある」と、しのんだ。梨田監督は「これでは大目玉を食らう。『何しとるんや』と活を入れられる」と反省しきり。開幕に向けて、おのおのが調子を上げていくしかない。【栗田尚樹】