中央競馬の藤田菜七子騎手(20)が始球式を行った。「宝仙堂の凄十パワーナイター」として、昨年4月20日以来2年連続の登場。胸に「775」と入った特製ユニホームでマウンドに立った。

 昨年は捕手の直前でワンバウンドし「今年はミットの真ん中に」と意気込んで臨んだが、結果はツーバウンド。雨天のため事前のキャッチボール練習ができず、一発勝負だった。

 3週間前から厩舎の前で練習を重ねてきただけに「悔しいですね。山なりじゃなくて真っすぐに投げようとしたら、逆に(ボールが)下にいってしまった。一発本番で難しかったです。練習の時は(ノーバウンドで)届いていたので…」とがっくり。「また機会があればチャレンジしたいです」と話した。