ソフトバンクが1発攻勢だ。まずはハッスル男が先制点をたたき出した。2回だ。1死一塁。松田宣浩内野手が9試合ぶりとなる3号2ランを左翼テラス席に運んだ。岸にカウント1-2と追い込まれた4球目。143キロの高めの直球を迷わず振り切った。

 「打ったのはストレート。(大学の)後輩の巨(東浜)が投げているので、必死に打ちにいきました」。ダイヤモンドを1周し、ナインの祝福を受けると、お決まりの「アツオ!」を絶叫し、ファンの声援を浴びた。

 続く3回には3番柳田悠岐外野手が1死一塁から3号2ランを右翼ポール際にライナーで運んだ。3試合連続弾。こちらもカウント0-2と追い込まれながら、内角の直球を運び去った。開幕から打線が今ひとつかみ合わなかったホークスだが、ようやく快音が響き始めた。