フィギュアスケート女子世界選手権銀メダルの樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)が、自身初の始球式を務めた。

 プリンスホテル主催アイスショー「プリンスアイスワールド」の40周年と、西武の所沢本拠地40年目の節目を記念し、背番号40のユニホームを着用して登場。2週間の練習のかいあり、投げたボールはまっすぐの軌道を描いたが、惜しくもワンバウンド。「80点ぐらい。次に機会があれば(ホームに)届くようにしたい」と悔しがった。

 本業のフィギュアスケートでも新境地に挑む。約1週間前にイタリアで振り付けてきた新たなエキシビション用プログラムは「マイケル・ジャクソンのメドレー」と明かした。「いろんな表現、体の動きができるようになりたい」。昨季のフリーでは「007」のジェームズ・ボンドを見事に演じ、表現の幅を広げたが、今度はノリノリの「ワカバ版MJ」でまた新たな側面が見せてくれそうだ。新プログラムは、28日に新横浜スケートセンターで始まるプリンスアイスワールドで初お披露目となる予定。