2軍調整中の阪神藤浪晋太郎投手(24)が8日、ウエスタン・リーグ、オリックス戦(大阪シティ信用金庫スタジアム)で好投した。不調で4月21日に2軍降格して以降、初めての実戦登板。テンポよく制球も意識した投球を続け、7回を5安打2四球で無失点と結果を出した。球数は102でまとめて9奪三振。ストレートに力強さもあった。

 今季は開幕ローテ入りしながら、1軍4試合先発で0勝1敗、防御率5・40。21回2/3を投げ、16四球、3暴投と制球に苦しんでいた。金本監督は「いつごろ1軍って言うのはまったく何も決まっていない。やっぱり、何回か投げて確信を持てないと」と早期の1軍復帰には慎重な姿勢。ただ、復活に向けて確かな1歩を踏み出したことは間違いない。