32回目の出場で悲願の初優勝を目指す甲南大が、同じ関西勢の京産大を8-3で破り、5年ぶりの準決勝進出を決めた。初回に1点を先制すると、3回には押し出しやワイルドピッチなど相手のミスから一挙5点を追加して、序盤から大量リードした。先発の大地真弘(2年、社)は7回に1失点、8回には木部雄一朗(3年、京都成章)に2ランを浴びたが、最後まで踏ん張った。

 「今日はお互い知っている同士の戦いで初回からピンチはあったが、ギアチェンジができたので、4番を抑えられてよかった。攻撃がつないでくれたから、投げやすかった。明日の相手も全員野球で勝ちたい」と大地。準決勝では12年ぶりの優勝を目指す中京大と対戦する。