ドラフト1位候補の東洋大「150キロトリオ」の上茶谷大河投手(4年=京都学園)、梅津晃大投手(仙台育英)、甲斐野央投手(いずれも4年=東洋大姫路)がリーグ4連覇に向け、連投を覚悟した。今日23日の亜大戦はすでに1敗した未消化試合。連勝で勝ち点を挙げれば優勝だが、負ければ消滅する。先発が濃厚な上茶谷は「土壇場の東洋、3連覇の意地を見せたいです」と闘志を込めた。

昨年まで社会人野球の西部ガスを指揮した杉本泰彦監督(59)は「(負ければ本戦出場を逃す)都市対抗の第3代表決定戦のつもりで。天国か地獄か、楽しみです」と短期決戦型の采配を示唆した。国学院大3回戦では中田浩貴投手(4年=大宮東)が先発し、梅津を中継ぎで起用。守護神の甲斐野の先発を含め、臨機応変に勝負する。甲斐野は「どこでも思い切っていく」と決意を込めた。【久保賢吾】