ロッテ河合代表取締役オーナー代行が、広島丸のFA獲得に乗り出した経緯を初めて語った。20日、千葉・木更津市内のホテルで球団納会を行い「今季は軸となる部分が弱かった。軸になっていただける選手として丸選手にはぜひ来てほしい。本社を挙げてバックアップする」と話した。

シーズン後半から来季構想を考える中で、1シーズンの強さを求めるだけでなく、中長期的に見てべテランと若手が補完し合うバランスも考慮。「我々の一番弱いところを引っ張っていける可能性がある選手として、早い段階から名前が挙がっていた」と明かした。

今年、球団経営の黒字額は5億円を超える見込み。観客動員も過去最高を記録したが、チーム成績は5位に終わった。「チームというのは強くて、事業もうまくいって、その両輪が回らないといけない。来季は両輪が回るように」と、チーム強化への支援を惜しまない考えだ。