大リーグのマリナーズを退団した岩隈久志投手(37)が1日、群馬・高崎市の寺尾中学校を訪れ、自身が発起人となったいじめ撲滅プロジェクト「BE A HEROプロジェクト」の講義を、同校ならびに市内の中学生約300人に対し、スタッフとともに行った。プロジェクトで中学校を訪れたのはこれで4校目。

講義では「転校生がやってきた」などの学校生活での事例をもとに、中学生たちが討議。岩隈は生徒たちの意見に耳を傾けながら「メジャーリーグの選手たちはオープン・マインドな人が多いので助かった。僕は英語が大してできないけれど“みんなで頑張ろう!”と日本語で言ったら、すごく盛り上がってくれた」など、自身のアメリカでの経験談も披露した。

生徒たちから赤い高崎ダルマを記念品に贈られた岩隈は「正しいことはかっこいい、ということを1人1人が実践してほしい」とメッセージを伝えていた。