阪神からオリックスに移籍した竹安大知投手が29日、新天地での決意を口にした。

静岡・草薙球場で行われたプロ野球静岡県人会野球教室に参加。「選んでもらえたことを前向きに捉えています。(先発ローテを)狙っていけるように頑張ります。投手全員がライバルだと思います」と話した。阪神にFA移籍した西勇輝投手(28)の人的補償として加入した24歳右腕。「しっかりキャンプでアピールできるようにしたい」と、まずはチーム内の競争を勝ち抜く決意だ。

オリックスには不思議な縁もある。この日は1年前に日本ハムからオリックスに移籍した増井浩俊投手(34)も参加。竹安は「自分の高校(伊東商)時代の監督が増井さんの弟さん(増井裕哉氏=現浜松北監督)。まさか同じチームでプレーすることになるとは…」と明かした。守護神を務める同郷の大先輩については「はるか上の人ですが、なんとか良いところを盗めるよう頑張りたいと思います」。増井も竹安について、「同じ静岡出身で、弟とも縁がある。ぜひ先発ローテーションに入って、回ってくれれば。まだ若いですし、チームの雰囲気にもすぐなじめると思います」と期待を寄せた。