西武辻発彦監督が新年早々、吉兆に恵まれた。2日、埼玉・所沢の西武所沢店で行われた「選手とファンとの集い」に参加。辻家の恒例行事である初詣に、東京・芝の増上寺へ出かけ、引いたおみくじが2年連続で大吉だったことを明かした。「去年も大吉、今年も大吉。いいことは信じますよ。悪いことは信じないけどね。そこだけはポジティブなんです」と素直に受け止め、自宅で大切にまつってあるという。

1年前も年明けの吉兆から始まり、88勝、貯金25という力を見せつけてのリーグ制覇を飾った。このオフ、菊池がメジャー移籍し、捕手の炭谷と主将の浅村がFA移籍。主力3人が抜けて戦力はダウンするという周囲の見方もあるが、そこはチーム力と競争力でカバーする。同イベントに参加した今井達也と伊藤翔の両投手の春季キャンプ1軍スタートを明言し「この2人の活躍なくして優勝はない」と大きな期待を寄せた。

昨季5勝を挙げた今井には「一人前として見てやらないといけない。それだけの責任感を持って、投手陣を引っ張っていく存在にならないといけない。ランニングでは先頭を走って、声もガンガン出していくくらい」と、ポスト雄星を託す考え。今井も「ブルペンには毎日のように入って投げたい」と、スタミナ強化で期待に応えるつもりだ。