今秋ドラフト上位候補に挙がる東洋大・佐藤都志也捕手(3年)が、通算100安打を目標に掲げた。

東都大学リーグの同大は6日、埼玉・川越のグラウンドで始動した。新主将に就いた佐藤は打撃練習で柵越えを披露。「打てる捕手」の呼び声通り、快音を響かせた。

3年秋までで通算65安打。目標到達には、残り2シーズンで35安打が必要だ。「厳しい数字ではありますが、狙える数字だと思います。ヒットを打てば、チームにも貢献できる」と力強く話した。

年頭の目標として「誰もが認める最強打者」と色紙にしたためた。「(1シーズンで)打率4割、3本塁打、15打点。それが達成できれば、3冠王もいける」と意欲を示した。

選手間で話し合い、チームスローガンには「奪還」と「チーム力」の2つを定めた。4連覇を目指した昨秋は、勝ち点(3)は立正大、駒大と並んだが、勝率の差で3位に終わった。佐藤は「去年、優勝を取れなかった。『日本一も含め、奪還しよう。そのためにはチーム全体で』と、みんなで話しました」と意図を説明した。新主将として、主軸として、扇の要として、チームを引っ張っていく。