野球部も続け!

首都大学リーグの東海大が7日、神奈川・平塚の同大グラウンドで始動した。前日にはミーティングを行い、安藤強監督(55)が、昨年末の全日本選手権優勝のバスケットボール部と、正月の箱根駅伝総合優勝の陸上部を引き合いに「東海大はバスケ、陸上だけじゃないところを見せろ」と発奮を求めた。3日の箱根駅伝復路は、家族とともに大手町のゴール前に駆け付け応援。「良い刺激をもらいました。続けるように頑張りたい」。熱い思いを早速、選手たちにぶつけた。

今秋ドラフト候補の海野隆司捕手(3年)は「続いていきたい」。同じく同候補の原田泰成投手(3年)も「陸上部には同学年の選手が多くいる。負けてられない」とめらめら。ともに気合の入った表情を見せた。

今年のチームスローガンは「超えろ ~勝利への執着心~」。選手だけで話し合い、決めた。昨年は、春、夏ともリーグ戦は優勝したが、全日本大学選手権は1回戦敗退、明治神宮大会は関東5連盟による代表決定戦で1回戦敗退と、後が続かなかった。「超えろ」には、去年までの自分たちを超え、日本一にという思いが込められている。

海野が「日本一。そのためには、まずリーグ優勝は当たり前。そういうチームをつくっていきたい」と言えば、原田も「全国大会で日本一を。チームのためにやって、それで自分の成績もついてくればいい」と、悲願達成の決意を述べた。