中村兄弟が、共闘する。ヤクルト中村悠平捕手(28)が愛媛・松山で行っている合同自主トレに11日、BC福井でプレーする弟・辰哉捕手(22)が合流した。

ともに練習するのは、小学生以来。兄の自主トレを知った弟が「一緒にやらせてほしい」と頼み込み、実現した。談笑しながら並んでランニングすると、自主トレメンバーも「声がそっくり。顔も似ている」と驚いた。ティー打撃を行う弟の様子を近くで見た兄は「同じ捕手なので練習相手にもなるし、一緒にできてよかった」と話した。

高校は同じ福井商出身で、ともに甲子園を経験した。弟は龍谷大を経て、18年に元ヤクルトの田中雅彦監督が率いる福井入りし、今季から主将に就任した。兄は「弟はBCリーグからNPB入りを目指すと言っているし、一緒に頑張りたい」と兄弟で力を合わせ、高め合っていく。