右股関節を昨年手術したソフトバンクのデニス・サファテ投手(37)が10日、宮崎春季キャンプに合流した。

午前10時40分、約10カ月ぶりにホークスのユニホームを着て登場。球団スタッフがあわててサファテの登場曲「TheKingisComing」を流す中、両手を大きく上げながらグラウンドへ。満員のスタンドからは「サファテおかえり~!」の声が飛んだ。

ウオーミングアップ中のナインはわざと? 無視するかのように反対方向へダッシュで走った後、みんなで出迎えた。サファテと選手は抱き合い再会を喜んだ。仲良しの森に対しては「クローザー アイ アム(守護神は俺だ)」と笑顔で宣戦布告した。

王球団会長は「よかったね。彼は日本の野球も知っている。自分の役目もわかっている。彼に任せておけばいい」と話した。サファテはキャッチボールでは70メートルの距離を投げるなど、米国で準備してきた状態のよさを見せた。