福岡ヤフオク! ドーム(福岡市中央区)のリニューアルセレモニーが2月28日行われ、今季から新しくなった施設がファンを招待して披露された。

今年で福岡移転30周年となる事業の一環。セレモニーに出席した王貞治球団会長(78)は「ファンの方に喜んでもらえるし、楽しんでもらえると思います。選手もきっとビックリするでしょう。野球はもちろんのこと、ドームに来ること自体を楽しむという進化を遂げてきました。これからもファンと一緒に世界一を目指して歩んでいきたいと思います」とあいさつした。

大型ビジョン3面の総表示面積が1・5倍となり「野球場では世界一の大きさ」が売り。ダイナミックな映像と迫力に加え、ゲーム時のスコアボートとしても、表示が変わってリニューアルされた。

さらに、外野席が約1500席増加。総収容人員3万8530人から、4万178人へと増加する。福岡名産のめんたいこをイメージした6人まで座れるボックスシート「やまや めんたいこBOX」など新シートも設置された。

外野後方にガラス張りで設置されていた「王貞治ベースボールミュージアム」に代わって、右翼外野席後方部分の「RIGHTOP」には、ファンクラブ会員専用ラウンジ「ファンズスクエア」が作られた。ビジター球団が多く陣取る左翼外野席後方部分の「LEFTOP」には、ビジターチームのグッズの販売なども予定されている。

コンコースもモノトーン調の外装にリニューアル。取り囲むように160枚のビジョンが設置され、新規の3飲食店舗もスタートする。

3月2日のオープン戦、阪神戦(午後1時開始予定)がリニューアル後の初戦となる。