あるぞ「令和の4冠王」! ソフトバンク柳田悠岐外野手(30)が3戦連発となる3号3ランを放った。

3点リードの5回無死二、三塁。それまでの2打席でタイミングを崩されていた、初対戦のオリックス・アルバースにアジャスト。追い込まれてからの6球目、高めツーシームを強引に右翼席へライナーでぶち込んだ。「当てればなんとかなるかな、と。当てれば点が入るので、当てようと思いました」とひょうひょうと振り返った。

「全部門でキャリアハイ」と掲げる高い目標どおり、4試合消化時点で打率は4割2分9厘。3本塁打、9打点、3盗塁とすべての部門で自己最高ペースだ。現在、打点はリーグトップ。打率、本塁打、盗塁もランキング上位に付けている。平成の時代はソフトバンクOB松中信彦氏が唯一の3冠王だった。柳田自身は「打てるときもあれば、打てないときもある。まだシーズンは長い」と冷静だが「令和」最初の3冠王、そして史上初の4冠王を感じさせる存在だ。

チームも08年以来、11年ぶりの開幕4連勝となり「チームは本当にいい状態。少しでも続けられるように頑張ります」。柳田が先頭に立ち「奪Sh!」し続ける。【山本大地】