札幌6大学リーグを運営する札幌学生野球連盟が13日、札幌市内で新1年生へのマナー講習会を、初開催した。

昨春、リーグ優勝した東海大北海道が、未成年選手の飲酒判明と、その報告遅れで、6月の全日本大学選手権初日に出場辞退。大会史上初の事態を重く受け止め、30日の開幕(札幌円山)前に、1~3部まで13大学、222人の新入部員とマネジャーが参加して、実施された。

講師には元知内高部長で、93年センバツを経験している北海道警の安藤功警部(51)が招かれ約1時間、飲酒や喫煙、薬物などに関する法律の知識を踏まえた講演が行われた。同連盟の廣嶋進理事長(54)は「不名誉なことを二度と起こさないよう、強い危機感を感じとってもらえたら」と話した。来年度以降も、春季リーグ開幕前の4月中旬に継続して開催していく。

昨夏甲子園に北照の主将として出場した三浦響捕手(星槎道都大1年)は「強い自覚を持って、生活面から気を引き締めていきたい」と話した。旭川大高の中堅手として昨夏甲子園に出場した平沢永遠(星槎道都大1年)は「1人の間違いでチーム全員に迷惑をかける。しっかり頭にたたき込んで野球に打ち込みたい」と前を向いた。