開幕カードの慶大戦に連敗していた立大が、先発田中誠(4年=大阪桐蔭)の粘りのピッチングで明大を無得点に抑え、今季初勝利を挙げ先勝した。

田中の完封勝利は17年春以来2年ぶり2度目。田中は「久々で素直にうれしいです。今日はピンチで粘れたのが良かった。(先週は)慶応にやられたので、チーム一体となって明大に臨めた」と言った。打線も明大の好投手、森下暢仁(4年=大分商)を攻略し6回までに4点を奪って勝利につなげた。

注目された森下は球が上ずり、制球に苦しむ内容。5回1死満塁で打者中島瞭(3年=佼成学園)に痛恨の暴投で2点目を失い、劣勢に立たされた。試合後の森下は「これが今の現状です。この反省を生かしていくしかありません」と言った。本来のピッチングを出せなかった点を、今後の練習の中で突き詰めていく。