巨人高木京介投手(29)が絶体絶命のピンチをしのいだ。

延長11回無死満塁から登板。阪神のドラフト1位ルーキー近本を浅い中飛、続く代打鳥谷を直球で空振り三振。最後は糸井に2ボールからど真ん中の142球直球で中飛にねじ伏せ、こん身のガッツポーズとともにほえた。勝利にはつながらなかったが、窮地で好救援を見せ「もう、とにかく気持ちでいきました。逆に開き直って、バッターと思い切り勝負しようと思った。何とかゼロに抑えられてよかったです」と汗をぬぐった。

今季は14試合に登板し、2ホールド、防御率2・45と安定した投球を続けている。原辰徳監督は「ああいうのも奇跡みたいなものだよね。しかし強さというものは非常に感じますよね」と称賛した。