巨人高田萌生投手(20)が地元岡山・新見市から「新見市ふるさと大使」に11日付で委嘱されることが10日、新見市の定例会見で発表された。

任期は2年。報酬はなしで、市から名刺、市の広報誌やパンフレット等を支給し、大使としての活動を行う。同大使の第1号となる高田は「新見市ふるさと大使に委嘱していただき、ありがとうございます。正直、まだプロ野球選手としての実績のない私ではふさわしくないのではとも考えましたが、新見市から『高田投手が成長していく姿を、西日本豪雨被害からの復興に取り組む市民の励みにしたい』というありがたい言葉をいただき、お受けすることにしました」と決意を示した。

昨年12月には球団の社会貢献活動「G hands」の一環で同県倉敷市真備町地区の小学校を訪問した。「昨年の豪雨の際は、家族から送られてきた地元の被害の写真を見て、衝撃を受けました。私が活躍することで、地元の皆さんにいいニュースを届けることができるよう頑張ります。新見市は、自然に恵まれていて人々が温かく、地元に帰ると心が落ち着きます。故郷の良さをPRしていけたらと思います」と大使としての役目を果たすと意気込んだ。

創志学園時代は「松坂2世」として名をはせた3年目の高田は、昨季イースタン・リーグの最優秀防御率、最多勝、最高勝率の投手3冠を獲得。昨年7月29日の中日戦で1軍初登板初先発を果たした。今季はイースタン・リーグで10試合に登板し、3勝2敗、防御率2・44の数字を残している。