好投を続けていた阪神ランディ・メッセンジャー投手(37)が、9回につかまった。

2-1の9回、先頭の釜元に右前打を許し犠打で1死二塁。続く福田を左飛に打ち取った直後だった。今宮に2ボールから、真ん中に入った145キロ直球を左前に運ばれた。左翼手の福留が全力疾走で飛び込むも、グラブはあとわずか届かなかった。前打席まで1四球無安打と抑えていた今宮に、最後の最後に痛恨の同点打を許した。

強力打線を誇るソフトバンク相手に3回まで無安打投球。2-0の4回に先頭の福田にソロ本塁打を許すも、集中力は切れなかった。8回までに許した安打は2本のみ。4回以外は3人で終わらせていただけに、悔しい9回となった。

ソフトバンク相手に勝利が遠い。これで交流戦7度目の対戦となったが0勝5敗。前日10日に「投球自体は良かったことも多々あった。結果がついていないだけなので気にしてはいないよ」と話していた通り、交流戦での同カードは昨季8回無失点、16年も8回1失点と好投。今年も最少失点に抑えていたが、またも白星はつかなかった。