今春キャンプで「右第1肋骨(ろっこつ)疲労骨折」のけがを負った広島2年目の中村奨成捕手(20)が、ようやく迎えた今季初実戦でまたもアクシデントに襲われた。

「8番捕手」で先発し、8回の第4打席で阪神2番手斎藤の148キロ直球を左前側頭部に受けた。倒れた後、すぐに立ち上がろうとするも捕手らに制止され、大事を取って担架に体を固定されて運び出された。室内で処置を受けた後、救急車に自力で歩いて乗り込み、検査のため病院に向かった。

死球を受けるまでの3打席は無安打も先発メナを好リード。阪神打線を7回まで無失点に抑えていた。