社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)の北信越地区連盟会長に県から初めて就任した、高橋勇四郎・新潟県野球連盟会長(77)の就任祝賀会が29日、新潟市のホテルサンルート新潟で行われた。

高橋氏はニチエー(現バイタルネット)の監督を務め、12年に県連盟会長に就任。4月から北信越連盟会長を兼任している。この日は関係者ら約60人が出席し、祝福した。祝賀会は高橋氏には県連盟の会合と伝えられていた。そのため、会場に到着してから事実を知るサプライズ。「本当に知らなかった。びっくりしました」と苦笑い。そして「身に余る光栄です。ありがとうございます」と感謝した。

ニチエー時代に監督と選手の関係で、元ニチエー監督の斎藤与志朗・県連盟専務理事(63)は「選手時代、高橋さんが練習後によく食事をつくってくれた。野球にかける情熱は私たち後進の指導者の手本です」と話した。高橋氏は今後、北信越地区のレベルアップに尽力する。「これから夏の高校野球も開幕します。皆さんも盛り上げましょう」とあいさつした。

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◆高橋勇四郎(たかはし・ゆうしろう)1942年(昭17)6月2日生まれ、胎内市(旧中条町)出身。新発田農、東農大では捕手。65年、鈴木商店(現バイタルネット、後のニチエー)入社1年目の途中から当時の軟式野球部の監督に就任。68年に全日本軟式野球大会でベスト8入りした。現在は日本野球連盟顧問を兼任する。