左膝裏の肉離れから完全復帰を目指すソフトバンク柳田悠岐外野手(30)が14日、ウエスタン・リーグ中日戦(タマホームスタジアム筑後)に「3番中堅」で先発し、実戦復帰3戦目で初の守備についた。飛球はなかったものの、2度の中前打を無難に処理した。

試合前の打撃練習は右親指のマメの影響でキャンセルしたが、打撃では存在感を見せつけた。初回1死二塁から松坂の112キロのカーブを左二塁打し、初打点。昨年の交流戦では3打数無安打。プロ入り初めて松坂からヒットを放った。「松坂さんから打ててよかった。いい思い出です。貢献できてよかったです」。目立った守備機会はなく「井出(外野守備コーチ)さんのノックの方が100倍きつい。(打球も)飛んで来なかったし、楽勝です」と笑顔で話した。

この日は6回を終えて交代したがコンディションも日増しに上がっている。「体は大丈夫です。あとは熱中症(の心配)だけ。リアルにやばいですから」。ギータ節も好調のようで、1軍復帰もそう遠くはなさそうだ。