阪神近本光司外野手が3試合連続のマルチ安打を放ち、今季139安打とした。

初回1死から右翼線の二塁打で出塁。6回には右前打を放ち、新人安打記録で59年中日江藤に並ぶセ・リーグ歴代4位に浮上した。

チャンスメークの仕事を果たし「しっかり塁に出てプレッシャーを与えることができた」と口にしたが、チームが敗れた悔しさは消えない。試合後は「自分の結果だけでなく、しっかり勝てるようにしたい。もちろん、チームの結果を重視したい」と話してチームバスに乗り込んだ。

残りは17試合。58年巨人長嶋のリーグ新人最多安打記録の153安打までは、あと「14」に迫った。「明日、明後日は何としても勝ちたいと思います」。そう言う口調は強く、たくましかった。【真柴健】