法大が立大に連勝して勝ち点1を挙げ、前週の早大に続いて勝ち点2とした。前週に試合がなかった立大は連敗スタート。

1-1の同点で迎えた3回、法大は2死満塁と立大先発の手塚周投手(4年=福島)を攻め、高田孝一投手(3年=平塚学園)が、左越えに走者一掃の二塁打を放ち3点リード。

3点を追う立大は6回、法大の2番手石川達也投手(3年=横浜)を攻め、1死一、二塁から江藤勇治内野手(4年=東海大菅生)の右中間への適時二塁打で2点目。さらに金川大祐外野手(2年=立教新座)の犠飛で1点差と追い上げた。

法大は9回、中村迅内野手(3年=常総学院)が中越えに大きな飛球を放つ。これがフェンスに当たってから立大金川大祐外野手(2年=立教新座)の体に当たってフェンスを越える珍しい場面が生まれた。審判はいったんはホームランの判断をして、中村はホームインしたが、立大宮慎太朗内野手(3年=市船橋)が、審判に状況を説明。審判団が集まって競技した結果、二塁打として試合が再開された。

試合後の宮は「フェンスに当たってから、その後に金川の体に当たりフェンスを越えるのが見えたので、審判に『違います。体に当たっています』と、何度かアピールして説明しました。その後、審判団の方が集まって協議していたので、もうこちらは何も言えないので判断を待っていました。判定が覆るのは、とても珍しいと思いましたが、きちんとアピールして良かったです。何度かアピールしましたが、審判の方は『わかった』と言ってくれたので、言って良かったです」と振り返った。

法大の青木久典監督は「審判からは野手に当たってフェンスを越えたという説明がありました。こちらは『わかりました。その通りですね』と言ってそのまま引き下がりました」と審判とのやりとりを説明した。