大経大がサヨナラ勝ちで先勝した。1-1の9回2死満塁から、岩切海斗内野手(4年=鳥羽)の左前打で決着した。

西陸和投手(3年=玉島商)がリーグ屈指の好投手、大院大・打田(うった)雷樹投手(3年=日本航空石川)と投げ合った。7回のピンチを継投策でしのぎ、3投手で1失点。巨人、オリックスでプレーした山本和作監督(33)は「よく粘りました。今日は投手。接戦に勝っているのは自信になっていると思う」と、頑張りに目を細めた。

岩切はチャンスで2度凡退しており「大事に行きすぎていいボールに手を出せなかった。最後は届くところ全部振ってやろうと思った」と振り返った。気迫を前面に出してくる打田との対決を制した。

開幕から2連続で勝ち点をゲット。この第3節も先勝し、24季ぶり優勝を狙える位置にいる。この日リーグ記録の21連勝とした大商大とは最終節でぶつかる。岩切は「気を抜ける相手はいない。100%の力をぶつけて、どうなるか。一戦必勝でいきたい」と語った。