最速163キロの大船渡(岩手)・佐々木朗希投手(3年)が2日、大船渡市内で記者会見し、国内プロ志望を表明した。既に日本ハムが1位指名を公言するなど複数球団の競合が予想されるが「高いレベルに挑戦したい」と志望理由を語り、17日のドラフト会議は12球団OKの姿勢で待つ。会見で地元三陸への恩返しを何度も口にした「令和の怪物」。自己最速更新、投手タイトル総なめと、大きな夢を抱いて、プロの世界に飛び込む。

<佐々木朗希への球団幹部評>

▼阪神谷本修球団副社長兼球団本部長 日本球界にとってうれしい。素晴らしい選手ですから。

▼中日松永編成部長 ポテンシャルはNO・1。まだできあがっていない段階であれだけの球を投げられる。バランスのいい投げ方をしている。足も速い。投手としてのクイックとかフィールディングもしっかりできる。まめをつぶしたとかはあるが、そういうことは度外視でいいものはいい。

▼西武渡辺GM どこまですごいピッチャーになるのかと将来性を感じさせてくれる。当然(1位指名の)候補に入っています。(今後は本人との面談が可能となり)育成方法とかの資料は全部用意しています。

▼ソフトバンク三笠取締役GM 最上位候補の1人。世界を代表する千賀君みたいな投手になるであろう素材。スカウトの評価では、投手としては大谷より素材は上じゃないかという。志望してくれてうれしい。

▼楽天石井GM 佐々木君は現段階でも何十年かに1人の逸材だと思いますし、ドラフト1位候補のピッチャーであるのは変わりません。今日、指名することができる権利を得たので、あらためてチームで議論したいと思います。

▼日本ハム栗山監督(球団が6月に1位入札を公言済み)こんなスケールの投手がいるのかと、ちょっとあり得ないくらいの感じ。僕は絶対にファイターズに来ると信じている。

▼オリックス福良GM兼編成部長 高いですよ評価は。即戦力かどうかはまだわからないけど、持っているものはすごい。