腰痛からの復帰を目指す巨人菅野智之投手(29)が、阪神とのCSファイナルステージでの登板を回避することが決まった。

8日に1軍合流し、11日の第3戦(東京ドーム)での先発登板が内定。だが、9日のブルペン投球後に宮本投手総合コーチに「投げられません」と申告した。現状ではチームに貢献する投球ができないと判断し、19日から始まる日本シリーズでの復帰に照準を変更した。

菅野は10日、ジャイアンツ球場でのファーム練習に合流。屋外ブルペンで座ったトレーナーへ12球を投じ状態を確認した。今後の登板を見据え、宮崎で行われているフェニックスリーグで調整登板する可能性もある。原監督は「次回、いつにという目標設定を変えたということ」と説明。日本シリーズでの復帰に「まだ戦いは続くという中で、ギブアップしてないということ」と期待を込めた。