阪神から4位指名された東海大相模・遠藤成(じょう)内野手(3年)は、金本前阪神監督の鉄人スタイルを理想に駆け上がる。

学校で両親や監督と指名の瞬間を見守り「ホッとしています」。阪神について「熱烈なファンが多い。(本拠地は)夏の甲子園でプレーさせていただいた場所。その球場でプレーできることに感謝したいです」と笑顔を見せた。選手では金本氏のイメージが強いといい「泥臭さや、右手が折れていてもヒットを打ったりというガッツあるプレーや、試合もずっと出ていた。そういった選手になりたいです」と抱負を語った。

地元秋田から自ら志願して、神奈川の強豪・東海大相模に入学。1年春からベンチ入りを果たすと今夏を含めて2度、聖地でプレーした。走攻守そろった左打ちの大型内野手。高校通算45本塁打の長打力に、投手で最速145キロを投げる強肩も魅力。U18日本代表にも選ばれ、1位指名の創志学園・西らとプレーした。上位5人は同じく甲子園で活躍した同学年選手。「同じ学年で活躍した選手たちがたくさんいる。その刺激をたくさん受けて、切磋琢磨(せっさたくま)し合って絶対、自分の上の人に負けない気持ちでやりたいと思います」と力を込めた。特に、同2位で野手最上位の履正社・井上に対し「絶対、負けないです」と闘志を燃やした。