既に優勝を決めていた中大が東洋大に連勝し、72年春以来47年ぶりとなる勝ち点5の完全優勝を果たした。

4点差を追い付き、最後は9回1死三塁で4番牧秀悟内野手(3年=松本第一)が決勝打を放った。駒大は立正大に連敗で、2季連続最下位が決まった。11月9日から、2部優勝校との入れ替え戦に臨む。国学院大は亜大に勝ち、1勝1敗に持ち込んだ。

中大・牧は「(5回1死)満塁で打てなかった。三塁走者は(俊足の)五十幡。犠飛でいける。初球から振ろう」と狙い通り、初球の直球を振り抜いた。9回1死三塁で左翼フェンス直撃の決勝打。勝ち点5に「自信がつきます。神宮大会もチャンスでかえすだけ」と胸を張った。清水達也監督(55)は「勝ち点4と5では、選手の自信が違う。力をつけてくれました」と目を細めていた。