前回大会3位の世界ランキング1位日本は「プレミア12」の1次ラウンドB組開幕戦で同9位ベネズエラを8-4で破り白星スタートを飾った。

先手を取られた。4回1死満塁からベネズエラ8番マチャドの遊撃ゴロの間に1点を先制された。

1点を追う日本は4回途中まで無安打だったが、4回2死一塁から6番浅村のチーム初安打となる右前安打で2死一、三塁の得点機。しかし、7番丸が二塁ゴロに倒れ無得点に終わった。

日本は、5回に2番手ソティジェトを捉えた。1死一、三塁から菊池涼が右翼線に運ぶ同点の適時二塁打。1死満塁から4番鈴木の中前適時打で勝ち越しに成功した。

ベネズエラも6回に反撃。2番手山岡から2連打で無死一、二塁とし6番リベロが左翼フェンス直撃の同点適時二塁打。1死二、三塁から3番手大竹をワンポイント登板、8番マチャドを詰まらせたが、二塁ゴロの間に勝ち越し点を奪われた。なおも2死三塁から左打者の9番ロドリゲスを迎え、左の4番手中川を投入も二遊間への適時内野安打を許し4点目を献上した。

2点ビハインドの日本は6回、先頭浅村が中越え二塁打で出塁。1死二塁から松田宣は遊撃への内野安打でつなぎ同一、三塁とチャンス拡大。しかし、代打会沢が一邪飛、坂本勇は空振り三振に倒れ無得点。続く7回、先頭菊池涼が中前安打で出塁も2死三塁から5番吉田正尚が中飛に倒れ無得点に終わった。

8回にようやく日本の打線がつながった。3四球で1死満塁とし坂本勇の代打山田哲が押し出しの四球を選んで1点差。続く菊池涼の左前適時打で同点とした。なおも1死満塁から3番近藤が押し出しの四球を選び、勝ち越しの5点目を奪った。さらに鈴木の左犠飛で6点目。2死満塁から途中出場の源田が三塁への適時内野安打を放ち7点目。7番丸も押し出しの四球を選び8点目。この回、2安打6四球を絡める打者12人攻撃で一挙6得点を挙げた。

9回は守護神山崎康が3人で締めた。日本は6日に世界11位のプエルトリコと対戦する。日本と同組の台湾は、プエルトリコを6-1で下した。

1次ラウンドの各組上位2チームは11日から日本で行われるスーパーラウンドに進む。決勝と3位決定戦は17日に東京ドームで行われる。