怪物の予感が漂った。巨人の高卒1年目ルーキー直江大輔投手が、原監督に猛アピールした。宮崎秋季キャンプでブルペン入り。

最速147キロの直球にスライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜた。「後ろに(原監督が)立ったのでワンバンとか投げられないなと思っていた。自分の投げたい球、見せたい球は投げられた。感じは良かったです」と納得顔だった。

平成唯一の完全試合投手の若かりし頃に重なる。実質、初めて投球を確認した原監督からは「メカニックも素晴らしい。体つき、肩幅とか槙原の若いときに似たような感じだよね。やっぱり可能性でしょうね」と巨人を代表する投手の名を挙げた。平成の怪物、松坂大輔と同じ「大輔」の名を持つ、先発完投型のオーソドックスな本格派右腕。「まずはこのキャンプでしっかりアピールできるように頑張りたいです」と飛躍の2年目に備える。