侍ジャパンの山口俊投手が9日、川崎市のジャイアンツ球場で練習を行った。ブルペン入りし、捕手を座らせて49球を投げた。

侍ジャパンの村田善則バッテリーコーチを左右の打席に立たせ、カウントをつけながらの投球。「ストライクゾーンではなく、バッターにとってのゾーンの確認。日本でやっている感覚とは違うので、フォークの落としどころや変化球の曲げどころの確認をした」と実戦を意識しながら調整した。

「登板2日前にブルペンという自分のルーティンを崩したくなかった。稲葉監督はじめ、優先して先に帰らせてもらった」と、この日台湾から帰国する代表チームより一足先に帰国した経緯を説明。11日から始まるスーパーラウンド初戦、オーストラリア戦での先発が決定的で「後ろにも良いピッチャーがいっぱいいるので、第1先発という感覚で投げている。勝つしかない。いかに最少失点で切り抜けられるか。内容よりも結果重視です」と気を引き締めていた。