16年に覚せい剤取締法違反で有罪となり、執行猶予中の清原和博氏(52)が17日、逮捕後初めてユニホーム姿でグラウンドに立った。

沖縄・浦添市民球場で「FM沖縄開局35周年記念ドリームマッチ」に参加。選手紹介では現役時代の登場曲だった長渕剛の「とんぼ」が流れる中、名球会メンバー中心の「FM沖縄ドリームス」の一員として上着がブルーのユニホームに身を包んで現れた。背番号は巨人、オリックス時代の5。同チームの監督は権藤博氏が務め、立浪和義氏、和田一浩氏、岩瀬仁紀氏らも出場した。

浦添市内の少年少女野球の選抜チームと対戦する「夢の対決試合」で「4番一塁」で先発した清原氏は、3打数2安打2打点と活躍した。第3打席では選抜チームの監督を務めた佐々木主浩氏(52=野球評論家)とも対戦して中前にはじき返し、詰めかけたファンから大歓声を浴びていた。

イベント終了後に取材に応じた清原氏は「自分が事件起こし、こういう機会を与えてもらい、心から感謝している。沖縄の素晴らしい天気の下で、思い切り野球ができたことは一生忘れない」と笑みを浮かべた。

清原氏は西武、巨人、オリックスで歴代5位の通算525本塁打、2122安打を記録した。