広島残留決定! ポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指していた広島菊池涼介内野手(29)が27日、広島市内のマツダスタジアムで会見を開き、来季もチームに残留することを表明した。

「本日カープ球団と残留の交渉をしまして、残留することを決めました」

昨年の契約更改交渉でメジャー挑戦を球団側に直訴。「野球をやっている以上、トップのレベルでやりたい」。11月に球団がリーグ3連覇に貢献した功績を評価し、ポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を容認。今月上旬に同システムの申請手続きを完了していた。代理人を通じて交渉を続けていたが、20年シーズンも広島に残る決断を下した。

残留に至った経緯について菊池涼は「本当に自分の夢を実現しようと動いてくれたカープ球団の方にはわがままなお願いをいっぱいしてきましたし、それを聞いて挑戦するところまでこれたことは球団の方には感謝しています。それ以上にFA市場の動きが遅いということもあり、その状況が続くのであれば、やはり僕の思いをくんで快く(海外挑戦へ)出してくれたカープ球団に残ることを伝えた方がいいという決断に至りました」と説明した。

この日の残留交渉では契約更改交渉も行われ、新たに複数年契約を結んだ模様だ。