掛布HLTが藤浪チェックに沖縄に飛ぶ。阪神元2軍監督の掛布雅之氏(64=HANSHIN LEGEND TELLER)が4日、大阪市内での球団の公式ドキュメンタリー映画の先行上映会で舞台あいさつに立ち、5日から訪問する沖縄・宜野座キャンプで藤浪チェックを行うことを明かした。

気になるニュースが入ってきた。この日、シート打撃初登板の藤浪が高山に151キロ速球を完璧に打たれたと現地の関係者に伝え聞いた。「ちょっと捉えられてるって、言うんですよ。この時期はバッターは出来てませんから、藤浪くらいの球威があれば打たれること自体がおかしいんですよ」と首をひねった。場内の阪神ファンの思いに応えるように「藤浪にいろいろ聞いてきます」と伝えた。

20年阪神の投のポイントを、掛布氏は「先発投手の頑張り」と見る。ジョンソン、ドリスが退団し、昨年奮闘した島本ら中継ぎ陣の疲労度を考えた時、先発陣がいかに長いイニングを投げて試合を作るか。藤浪が復活すれば、大きな“補強”になるのは間違いない。打線のポイントは、4番候補のジャスティン・ボーア内野手(31=エンゼルス)ではなく「ボーアを生かせる、後ろを打つ打者」と指摘。攻守のカギの確認へ、レジェンドテラーが沖縄に飛ぶ。【堀まどか】