新型コロナウイルスの感染拡大を受けてJリーグと日本野球機構(NPB)で設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」の第5回会議が、3日に都内で開催された。

オンライン会議システム「Zoom」で会見が行われた。開幕後に新型コロナウイルスの感染者がチーム内に発生した場合の処置として、東北大学名誉教授と東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授を兼務する賀来満夫氏は「専門家としてはいろんなケースが考えられる。できるだけ、起こった場合の対応について、今の段階から、チームが試合が出来ない状況なってきたときの対応についても各チームでの話し合い、各リーグでしっかりといろんなシミュレーションをしてほしいという話を申し上げている」と話した。

無観客試合についても慎重な姿勢を見せた。NPB斉藤コミッショナーは「無観客でもスポーツバーで密集、選手の移動のリスクを考えなければいけない。今後、考慮しながら検討した」。開催後の感染者発生については「濃厚接触者の範囲がなかなかつかめない恐れがある。相手チームと自分のチームの両方がある。野球は野球の理解を持ったルールをつくりたいと思う」とも言及した。