プロ野球の大洋、ヤクルトで監督を務めた関根潤三氏が死去したことが9日、分かった。93歳。

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関根氏記録メモ

▼1年目の50年は26試合に登板し4勝12敗だったが、一塁手(13試合)や代打でも出場。一塁で先発した11試合は5番を打った。10勝した53年には85打数27安打、打率3割1分8厘をマーク。80打数以上で「打率3割+10勝」は過去12人いるが、53年関根以降は71年村上雅(南海=14勝、打率3割6厘)と16年大谷(日本ハム=10勝、打率3割2分2厘)しかいない。

▼最後の登板は近鉄時代の57年4月3日西鉄戦で、その後は野手に専念。投手として通算65勝、打者として通算1137安打を記録。通算10勝以上と通算1000安打以上を最初にマークしたのは49年川上(巨人)で、関根は63年10月5日に通算1000安打を達成。関根まで過去7人いるが、50年の2リーグ制後に入団して達成は関根だけ。通算1000安打以上している選手の勝利数としては、西沢(中日)の60勝を上回り関根の65勝が最多。