コロナ禍の前にプロ野球から交流戦が奪われた。17日、12球団代表者会議がオンラインで開催され、交流戦の中止と5月中の開幕を断念することが決まった。05年の導入以来、交流戦の中止は初。6月以降の開幕を目指して協議を続けていくが、現状では最大でもシーズン125試合。新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、球界が苦境にあえいでいる。

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新型コロナウイルス特例(仮称)についても協議されたが、大部分は継続審議となった。15日に協約・ドラフト改定委員会が開かれ、素案をまとめたが、FA日数、戦力外通告の時期の変更など選手会との協議も必要で、開幕日が決まっておらず、時間がまだ必要な状況だ。NPB井原事務局長は「登録抹消ルールなど継続審議の案件となった。本日、確認されたのは出場登録29人以内、ベンチ登録25人以内は変更しない」と説明した。