阪神近本光司外野手(25)が12日、甲子園で自主練習後、オンライン取材で球宴中止に理解を示した。

前日11日に、日本野球機構が12球団代表者会議を開催。6月中旬から下旬でのシーズン開幕を目指すことで一致した一方で、球宴の中止も決まった。

初出場した1年前の球宴第2戦では初回先頭打者本塁打を含むサイクル安打を達成し、MVPを受賞。「お祭り男」として2年連続出場を期待されていたが、「レギュラーシーズンがどれだけできるかも分からない。今年は五輪も延期になってしまった。オールスターというより、しっかりシーズンのゲームをやる方が、と思います」と冷静に納得した。

この日はティー打撃、フリー打撃、キャッチボール、ウエートトレなどで汗を流した。「今は調整というよりも成長できるように取り組んでいます」とした上で「実戦での投手のボールは全然見られていない。難しいですね…」と苦笑いで本音もこぼした。