パ・リーグが今季のクライマックスシリーズ(CS)を短縮し、1位と2位によるファイナルステージのみ実施することが濃厚となった。1位にはアドバンテージ1勝が与えられ、4試合制の3戦先勝となる。新型コロナウイルスの感染拡大で開幕が約3カ月遅れ、ペナントは23試合減って120試合。従来は2位球団の本拠地で3位との3試合制を行うファーストステージ、1位と2位、3位の勝者が6試合制のファイナルステージで日本シリーズ進出を争っていた。

だが11月21日からの日本シリーズに向けたレギュラーシーズンの日程消化のためにはCSの完全実施は難しい状況だった。屋外球場の多いセ・リーグは予備日を十分に確保する必要があることからCSの実施を断念する方向。またパ・リーグは移動リスク軽減のため開幕3連戦後から軸となる同一カード6連戦が8月下旬まで続くことで検討されている。