日本野球機構(NPB)が18日、19日の開幕に向けて開幕出場選手登録名簿を公示した。

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<12球団の主な特徴>

◆巨人(19年セ1位) 開幕1軍にルーキーの名前はなかった。高卒3年目で練習試合で結果を出した湯浅大内野手(20)が初めて入った。

◆DeNA(19年セ2位) ルーキーは中継ぎ右腕のドラフト3位伊勢大夢投手(22)、6位で長身の蝦名達夫外野手(22)の2人が1軍。セットアッパー候補のエドウィン・エスコバー投手(28)は、マイケル・ピープルズ投手(28)が先発ローテに入った戦略上の理由で外れた。

◆阪神(19年セ3位) ルーキーはドラフト6位の小川一平投手(23)が唯一のメンバー入り。助っ人8人態勢で迎える今季、開幕1軍の野手はメジャー通算92発のジャスティン・ボーア内野手(32)来日2年目のジェフリー・マルテ内野手(28)の2人。セットアッパーにロベルト・スアレス投手(29)ジョン・エドワーズ投手(32)、先発ローテにオネルキ・ガルシア投手(30)を加え、投手3人を配置した。ジェリー・サンズ外野手(32)が開幕2軍スタートとなる。

◆広島(19年セ4位) 去年新人で開幕1軍だった小園海斗内野手(20)が2軍スタート。故障で出遅れた野村祐輔投手(30)は9年目で初の2軍発進となる。松山竜平外野手(34)も故障で2軍。

◆中日(19年セ5位) ルーキー2人が開幕1軍入りを果たした。中継ぎ陣に加わる2位橋本侑樹投手(22)、正捕手を目指す郡司裕也捕手(22)。助っ人は4人態勢でダヤン・ビシエド内野手(31)ソイロ・アルモンテ外野手(31)ライデル・マルティネス投手(23)ルイス・ゴンザレス投手(28)。

◆ヤクルト(19年セ6位) ドラフト4位大西広樹投手(22)が新人で唯一登録。楽天から新加入の嶋基宏捕手(35)、ソフトバンク育成から新加入長谷川宙輝投手(21)、2年目の清水昇投手(23)と吉田大成内野手(25)、外野手に転向して2年目の渡辺大樹外野手(23)、16年ドラフト1位寺島成輝投手(21)も1軍に入った。一方で投手最年長の五十嵐亮太投手(41)、開幕ローテ入りを狙っていた5年目高橋奎二投手(23)が2軍となった。

◆西武(19年パ1位) 新人はドラフト1位宮川の他、2位浜屋将太投手(21)5位柘植世那捕手(23)が入り、投手から野手に転向した川越誠司外野手(26)がプロ5年目で初の開幕1軍。巨人移籍後初勝利を目指す内海哲也投手(38)やエルネスト・メヒア内野手(34)は開幕2軍。

◆ソフトバンク(19年パ2位) アルフレド・デスパイネ外野手(34)ジュリスベル・グラシアル内野手(34)は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日できていない。開幕の助っ人枠はリバン・モイネロ投手(24)の1人で、後日、先発ローテにマット・ムーア投手(31)リック・バンデンハーク投手(35)が加わる見込み。

◆楽天(19年パ3位) ゼラス・ウィーラー内野手(33)は、来日6年目で初の開幕2軍となった。昨季62試合登板の青山浩二投手(36)48試合登板の高梨雄平投手(27)は第2先発要員を厚くしたために1軍から漏れた。

◆ロッテ(19年パ4位) 1日に支配下登録されたばかりで、俊足が武器の和田康士朗外野手(21)が1軍に入った。

◆日本ハム(19年パ5位) 初開幕1軍に3年目の清宮幸太郎内野手(21)はじめ、7年目の渡辺諒内野手(25)5年目の宇佐見真吾捕手(27)2年目の野村佑希内野手(19)と、ドラフト4位鈴木健矢投手(22)が入った。

◆オリックス(19年パ6位) 救援の増井浩俊投手(35)が2軍スタート。外国人はスティーブン・モヤ外野手(28)タイラー・ヒギンス投手(29)も2軍で、1軍外国人は大物メジャーリーガーのアダム・ジョーンズ外野手(34)ら4枠で臨む。