今季BCリーグに参入した神奈川フューチャードリームスが、開幕戦を白星で飾った。

1点を先制された直後の4回、1番青木颯内野手(24)が中前にチーム初安打。その後相手の失策と2安打で、4点を奪い逆転した。9回にも2点を追加し快勝。鈴木尚典監督(48)は「純粋にうれしい。記念すべき1勝」と喜んだ。

本塁打なしの11安打で6得点。98年に横浜(現DeNA)で日本一となった指揮官は「マシンガン打線のような攻撃で持ち味が出た。欲を言えばもっと早く点がほしかった」と満足せず。それでも初勝利に顔をほころばせ「先制された時は焦った。投手の継投も考えなきゃいけない。選手でやってる方が楽ですね」と胸をなで下ろしていた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で5月31日まで全体練習が行えなかった。3週間の短い準備期間で、この日に照準を合わせてきた。「選手たちは急ピッチで仕上げて無理をしてきたと思う。ケガなどに気をつけていきたい。残り59試合全部勝つつもりで、1年目で優勝を目指します」と力強く誓った。【湯本勝大】