日本野球機構(NPB)はJリーグとの第10回となる「新型コロナウイルス対策連絡会議」をオンラインで行った。

政府の指針で7月10日から有観客への移行が可能。

斉藤惇コミッショナーは「政府関係者の方にも7月10日からお客様を入れながらやっていくことを宣言していいという言葉もいただいている」と話した。政府の指針では感染状況を見極めつつ、7月10日から上限5000人、8月1日からは収容人数の50%以内とされている。

<観客の観戦予防策>

(1)発熱、せき、倦怠(けんたい)感、咽頭痛などの症状がみられる場合は観戦を遠慮してもらう

(2)流行国・地域から来た人の立ち入り制限

(3)待機ゾーンの設置や時差退場などによる入退場時の濃厚接触を減らすための工夫

(4)サーモメーターを利用した体温チェックとマスク着用の呼び掛け

(5)応援スタイルの変更とハイタッチなどの接触の禁止

◆応援スタイルの評価例

・感染リスク高

ジェット風船、指笛、トランペット・ホイッスルなどの鳴り物、メガホンを打ち鳴らしながらの声援、両手をメガホンにした大声での声援→×(飛沫感染リスク)

肩組み、飛び跳ね、立ったり座ったりを集団で繰り返す、ビッグフラッグ、新聞紙大のフラッグ応援→×(接触感染リスク)

・感染リスク中

自席での歌唱+拍手による応援、応援団の太鼓リードによる声援、両手をメガホンにしない通常の声援→▲

・感染リスク要検討

応援タオルをまわす、応援タオルを横に広げて左右に振る→×

(6)マスクを着用せず飲酒・食事を続ける観客を減らすため、球場内での食品および飲料販売の抑制

(7)喫煙所の使用禁止

(8)ドーム球場の空調出力アップや適切な換気

(9)手指消毒

(10)ファンから渡されたペン、色紙、ボールなどでのサイン、ハイタッチなどは行わない

<観客から感染者が出た場合>

(1)感染者座席周辺に座っていた入場者を特定する手段の確保

(2)半券の保持や自席をスマホのカメラで撮影しておくなど記録を呼び掛け

(3)観戦者座席の公表

「提言 日本野球機構・日本プロサッカーリーグにおける新型コロナウイルス感染症対策」から