阪神は24日、2軍の選手が「甲子園の土」を集める作業を行った。日本高野連に加盟する野球部の3年生全部員らを対象に甲子園の土が入ったキーホルダーを贈ることを8日に発表しており、既に1軍の選手らが集めていた。

オリックス戦(甲子園)に向けた練習を行う前に、ドラフト1位の西純矢投手(18=創志学園)や高校時代に全国制覇を果たした同2位の井上広大外野手(18=履正社)、12年ドラフト1位の藤浪晋太郎投手(26=大阪桐蔭)らがグラウンドに集合。球場にプレーボール時のサイレン音が響き渡り、選手らは一塁側ベンチ前で球児に送る“プレゼント”をシューズケースにかき集めた。海星で甲子園出場経験のある平田2軍監督ら首脳陣やチームスタッフも一緒に参加した。

阪神と阪神甲子園球場は、日本高野連に加盟する野球部の3年生全部員を対象に「甲子園の土」キーホルダーを贈ることを決定。対象者は5万人に近いとみられ、部員登録されているマネジャーも含まれている。また、硬式・軟式女子野球部の高校3年生にも贈呈することが追加で発表された。キーホルダーは8月下旬から順次、各学校に送られる予定だ。