阪神のドラフト1位西純矢投手(18)が、7月2日のウエスタン・リーグ広島戦(由宇)で公式戦初先発する。平田2軍監督が、球数は80球から100球をめどに「5イニングくらい行くんじゃないの」と見通しを明かした。24日の同オリックス戦で中継ぎ登板し、懐かしい甲子園でプロ初勝利を挙げた右腕が、先発での2勝目を狙う。

24日の西純は3回無失点。投球を見守った平田2軍監督は、最速150キロの速球、スライダー、カーブと持ち味を生かし、オリックス・モヤらを打ち取った投球を評価した上で「まだまだいける。小さくまとまらず、豪快なピッチングを望みます」と発言。西純も「しっかりと次につなげていきたいと思います」と先発デビューを見据えていた。

相棒は同期入団のドラフト5位藤田になる。2月の高知・安芸キャンプのブルペンでバッテリーを組み、西純がプロ初登板した3月13日のプロアマ交流戦・関西国際大戦でも女房役は藤田だった。公式戦では初になる。次代のタイガースを担うエース・バッテリーへの成長への願いを込め、首脳陣は2人を送り出す。